エニアグラムを知って1年が経過しました。
普段の業務では、相手のタイプをある程度推測し、そのタイプの方に合わせた依頼方法や話し方を試しています。
当然、ちょっとかじっただけのテクニックが上手くいくわけもなく、基本的にはいつも通りなのですが、1年も経過すると少しずつ変化も出てきます。
この記事ではエニアグラムを勉強してからの変化について振り返ってみました。
やすしは、エニアグラムの本質は自己成長にあると考えています。
自己理解から始まり、自己成長に繋げていく、その過程で人間関係が良好になっていくという考えです。
エニアグラムを知る前から自己理解を進めていたものの、大きな進展はありませんでした。
エニアグラムを知ってから、急速に自己理解が進んだと思います。
エニアグラムとの出会い
エニアグラムとはとあるイベントで出会いました。
多様性、分かり合えない、分かり合うといったキーワードのイベントで、特別エニアグラムのために参加したわけではありません。
ただ、ちょっとしたきっかけから参加し、ちょっとした興味で選んだセッションでした。
そこで出会ったエニアグラム、そしてファシリテータの方との出会いが、その後大きな転換点でした。
というのも、ファシリテータの一人がタイプ6だったのです。
その時の簡易診断ではタイプ6と出ていたやすしですが、ちょっとまだしっくりきていませんでした。
そこに同じタイプ6の方、特にファシリテータとしてエニアグラムに詳しい方と共感しまくりだったことで、「あー自分はタイプ6だ」な、という方向性ができました。
たぶんですが、エニアグラムのワークショップに参加して「自分はこのタイプかも」という流れを掴めなかった方は、もうエニアグラムを勉強することを止めるのではないでしょうか。
幸い、やすしはここで方向性を掴めました。
自分のタイプを受け入れた
イベントで知り合ったファシリテータの方からのお誘いを受け、ビジネスエニアグラム協会に参加しました。
まだ少し半信半疑だったのですが、改めて同じタイプの方と話をすることで、自分がエニアグラムのタイプ6だということを受け止めることができました。
すると、タイプ6について書かれている「不健全な状態」や「ありがちなミス」を自分に当て嵌めて考えることができるようになってきました。
「あ、今、不健全な状態だな」
「今の対応は良くなかったな」
などなど、自分を客観視している自分に気づけるようになりました。
また、ある程度客観視が進むと、
「あの時、どうした方が良かったのかな?」
「次に同じようなことが起きたらどうしよう?」
といった発想ができるようになりました。
これ、今まではできていなかったので、同じことを繰り返し、相手が悪いと愚痴るというスパイラルでした。
タイプを受け入れることで、自己理解が進んだみたいです。
自己理解の先にあるもの
ここまでできるようになって初めて
「あ、自己理解を超えて、自己成長の領域に入っているのでは?」
と気づきました。
エニアグラムというツールを使って、自分を深く深く知っていくことで、自分の行動に変化が出始めました。
まさに自己成長の始まりです。
エニアグラムはスピリチュアルな要素が強く、馴染みのないツールです。
人によっては合わないかもしれません。
でも、やすしにはすごく合っていました。
タイプ6はこんな特徴があると言われています。
- いつも不安
- せかされている
- 頼まれると断れない
- 人の気持ちを先読みする
やすしは本当にそうでした。
- いつも仕事に追われています。
- 途中で止めたらいいような仕事も残業してでも最後までやります。
- みんなが嫌だと思うような仕事は(空気を読んでしまい)手を挙げます。
- 人から依頼されると断れません。
これがいつも悪い方へ悪い方へ流れていました。
つまり、不健全な状態にあったわけです。
エニアグラムを学んだ今だと、少しずつですが自分が分かります。
- 仕事に追われないように、ゆとりを持って取り掛かります。
- しんどい思いをすることが分かっている場合は周りに助けて、と言います。
- さすがに自分も無理だな、という仕事は手を挙げません。
- 人から仕事の依頼を受けたとき、期限にゆとりを持ちます。
当たり前のようなことでも何故かできなかったこと。
そんなことが、自分を知ることでできるようになってきました。
少しずつ、でも確実な自己成長を感じている今日この頃です。
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